ロンドンで定期券は本当にお得?

ロンドンの交通機関を簡単・お得に使用するのに不可欠なのが「オイスターカード」。

予め駅の窓口や券売機、また街中のオフライセンス・ショップでチャージし、使った分だけお金が引き落とされる形で使われる、日本でいうSUICAのようなカードです。
ロンドン留学センターによる詳しい案内はこちら↓
http://www.london-ryugaku.com/o_card/

通常の「予めチャージ、使った分だけ残高が減る」Pay As You Go(略PAYG)システムの他、オイスターカード自体に1週間(7日間)、1ヶ月や1年の「Travelcard」と呼ばれる使い放題の定期券を保存して使うという方法もあります。
(「オイスターカード」とは別の「定期券」を2つ持ちするのではなく、カードそのものが定期になるという仕組みです。)

ロンドンの交通は運賃が高い!005.gifというのは海外の旅行者がよく驚く点ですが、そこは現地の人々も同じ。高くても少しでもお得に使えるように、TfLのウェブサイト、パンフレットや駅内のポスターで料金をよく確認して賢くPAYGとTravelcardを使い分けるのがポイントです。

と言いますのも、思い込みやすい点としてあるのが「たくさん電車に乗るから定期を買った方が良い」ということ。ですが、実際の料金をよく見てみるとそうではない場合もあるかもしれないのです。005.gif

そこで今回は、TfLの料金表を見て「実際にどのような買い方、使い方をすると本当にお得なのか」を考えてみようと思います。
ロンドンに滞在中のあなたも自分の交通機関使用量を考えて賢くオイスターカードを使いこなしてください!003.gif
a0194964_22431634.jpg

013.gifロンドンで定期券は本当にお得?013.gif

※今回、計算は2014年度の地下鉄の料金を使用して行っております。運賃は年々値上がりするので、最新の情報をご確認の上でご自身でもお試しください。

まず、重要ポイント。

072.gifロンドンの地下鉄ネットワークは「Zone(ゾーン)」と呼ばれるいくつかのドーナッツ型の区域に分けられています。中心を「Zone 1」とし、アウターロンドンに向かっていくほど数字が大きくなり一番外側だと「Zone 9」になります。

072.gif料金は「駅Aから駅Bまでの距離」という形で割り出されるのではなく、実際の移動距離に関係なく出発する駅から降りる駅まで、PAYG料金、定期券の額共に多くのゾーンを跨ぐほど運賃が高くなります。

072.gif電車に乗る時間帯が「ピークタイム」と言われる平日朝と夕方おラッシュ時間だと割高になります。それ以外の時間帯は「オフピーク」と呼ばれます。

072.gifオイスターカードには、一日に何度も電車やバスを利用する場合使用したお金が「ある一定の金額」に達するとそれ以上は引き落とされない「Price Cap(上限額)」がついています。

実際に定期券を買うべきかどうかを判断するには、まずご自身が実際に電車に乗って移動するゾーン回数時刻を見ましょう。

そして、次にかかる料金を計算して出します。065.gif

料金表はこちらのリンクから見れますので、どうぞ合わせて見比べてください。
http://www.tfl.gov.uk/fares-and-payments/fares?intcmp=1648

例1:滞在先の最寄り駅がZone 4にあって、学校も最寄り駅がZone 1にある。朝の通学と午後の帰宅で1日2回の移動、両方ともピーク時間で週5日の通学。

この場合、オイスターカードを使用した1週間にかかるPAYG交通費は:
ピークタイムのZone 1-4料金£3.80 x 2£7.60
X 5 =£38となりますね。

こちらを「Zone 1-4の7日間Travelcard」の金額と比べます。

Travelcardの値段は£45

つまり、この場合はTravelcardを買う方が実は高くついてしまうことが分かります。差額を見ると£7分の損ですね。002.gif

朝・夕がピークタイムでこの結果ですので、たとえば帰宅の際は料金が割安になるオフピークの時間帯に乗る人の場合は使用額が(£3.80+2.70)x5=£32.50となり、損する金額が£12.50とさらに大きくなってしまいます。

072.gif通学のみの電車使用という方はPAYGの方がお勧め、ということですね。

では、上記の例にさらに「土日もセントラルロンドンに遊びに行くため、オフピーク料金の合計4回分の料金もかかる」設定を加えるとどうなりますか。
※週末は時刻に関係なくオフピーク料金になります。

£38+(オフピークのZone 1-4料金£2.70x4)=£48.80

この場合はTravelcardを買った方が安いですね。

072.gif週末も遊びに出る方はTravelcardが良いでしょう!

例2:滞在先の最寄り駅がZone 4にあって、学校も最寄り駅がZone 1にある。朝の通学と午後の帰宅、共にピーク時間で週5日の通学。学校が終わってからも色んなところに遊びに行くため電車やバスも多く使い、週末もたくさん移動するため週7日間毎日使用額が「Price cap」に達する。

1週間の交通費はZone 1-4の1日のピークPrice cap£10.60 x 7=£74.20

072.gifこの場合は確実に£45の7日間Travelcardを買った方がお得ですね。

と、簡単にではありますがPAYGとTravelcardの使用を比べてみました!
こちらはあくまでもZone 1-4を例にした計算になります。実戦の際は自分が本当に移動するZoneをよく確認してみてください!

週7日間乗らないと定期の元が取れない可能性大:これに気づいているといないとではオイスターカードの使い方の認識がきっと大きく変わります。

ラッキーなことに滞在先と学校が近く、あるいは放課後遊びに行くときはすでにセントラルロンドンにいるから結局どこにだって歩いていけるし、交通にはそんなにお金をかけていないかもしれないという方は今一度オイスターカードの使い方を見返してもいいかもしれないです。001.gif

長々と付き合って頂きありがとうございました。040.gif

オイスターカードを使いこなせるようになるとさらにもう少しロンドン現地に馴染める?!皆様もぜひこちらの例を元に計算してみてください。何か発見があるかもしれないですよ!003.gif


+++++++++++++
イギリス留学・ワーキングホリデー・現地学校情報なら
>>ロンドン留学センターホームページ
+++++++++++++
[PR]
by london-ryugaku | 2014-10-21 22:43 | イギリスで役立つ生活情報 | Comments(0)